
プチ整形でほうれい線のシワや目の下のたるみを改善したい場合は、注射系の施術がお勧めです。施術を受けるなら、自分の改善したい症状に合った注射をすることが大切です。注射系のプチ整形でオススメなのが、ヒアルロン酸やボトックス注射です。ヒアルロン酸注射は注入型の注射です。ヒアルロン酸を皮下に注入し、内部から皮膚を盛り上げてシワをなくすのがヒアルロン酸注射の特徴です。ほうれい線などの深いシワに対して効果があります。ヒアルロン酸注射は、副作用などのリスクがほとんどないことで知られています。もともとヒアルロン酸は体内に存在しています。ヒアルロン酸注射で使われているのは、ほとんどが非動物由来のヒアルロン酸です。動物由来のコラーゲン等は副作用が出やすいですが、非動物由来のヒアルロン酸なら副作用がなく人体に無害です。ヒアルロン酸注射を受けることで、その場ですぐに肌にハリが出て、ほうれい線が薄くなります。また、目の下のたるみをリフトアップしたり、こけた頬をふっくらと盛り上げたりすることもできます。ヒアルロン酸注射は輪郭の形成やバストアップなど、幅広いプチ整形に使われている注射です。ボトックス注射も、手軽にできるシワ取り注射として有名です。ただし、ボトックス注射はヒアルロン酸注射とは全く違います。ボトックスではボツリヌス菌を注入します。ボツリヌス菌には、アセチルコリンをブロックして筋肉の動きを抑える働きがあります。ボトックス注射は、そのボツリヌス菌の働きを応用して行う注射です。笑った時に目尻にできる笑い皺や、怒った時に眉間にできる縦皺などを抑制するのがボトックス注射です。ボツリヌス菌が表情筋の動きをコントロールするためです。ただし、効果があるのは表情ジワだけで、それ以外の老化によるシワには効果がない場合がほとんどです。ボトックス注射も、ヒアルロン酸と同じようにほとんど副作用はないです。ボトックスは眼科で斜視や顔面麻痺の治療の一つとしても用いられていて、長い歴史の中で重篤な副作用がないことは証明済みです。アナフィラキシーショックに似た症状が出たというケースもありますが、ごくわずかです。また副作用では無いですが、ごくまれにボトックス注射が全く効かないという人もいるようです。効果があるかどうかは実際やってみないとわからないことです。ボトックス注射はクリニックによっては1万円以下の費用でできるので、とりあえずお試し感覚で施術を受けてみるのも一つの選択です。